こんにちは!行動DNAアナライザー運営チームです。これまで様々な切り口での分析手法や生活者分析を通したマーケティング施策立案へのお役立ち情報をご紹介してきました。本記事では、行動DNAアナライザーの基本機能である5段階評価を活用し、そこから見た発見と行動DNAアナライザーとクレジットカード購買データの掛け合わせ分析したレポートの一部を紹介しながら、路線の特長を紐解いていきます。アウトレット大好き路線が見えてきた!春といえば、新生活の始まりの季節ですよね。新たな環境に向けて何かを新しく買い揃えたり、1年間頑張った自分へご褒美をあげたり。ちょっと足を延ばして、複合型大型商業施設に行く機会も増えるのではないでしょうか。今回、行動DNAアナライザーの5段階評価(※)を活用し「アウトレットモール」の項目を抽出してみました。▼行動DNAアナライザー(2023年12月~2024年2月|アウトレットモールを抽出)※行動DNAアナライザーの5段階評価とは・東京メトロユーザー全体の行動DNAに対する各駅の偏差値比率による5段階評価。・99.1 – 100.9%を「通常」、101-102.9%を「少し高い」、103%以上を「高い」と評価。アウトレットモールの項目のTOP10駅を抽出したところ、10駅中、7つの駅で東西線(特に千葉方面寄り)がランクインする形となりました。千葉県のアウトレットといえば、幕張や酒々井のアウトレットが挙げられます。物理的な距離が影響していると考えられますが、このような高い関心度は、東西線のひとつの特長ではないかと考えます。東西線、実は「アウトレット大好き路線」。意外な発見が5段階分析から見えてきました。カード購買データ分析から見えた東西線利用者の特長とは?アウトレット大好き路線である、東西線利用者はどのような購買傾向にあるのか気になりませんか?特長を深堀りすべく、当社が過去に実施した行動DNAアナライザーとクレジットカードの購買データの掛け合わせ分析データを参照します。カテゴリ別の路線別平均購買金額を解析し、可視化したものが下記データとなります。▽行動DNAアナライザー×クレジットカード購買分析(2022年1月~12月)東京メトロ全路線×54カテゴリ別の平均購買金額から購買偏差値を可視化今回は東西線の分析結果を一部ご紹介ポイント縦軸が購買偏差値。偏差値50を全路線の基準としたときに、東西線は全体的に購買偏差値が低く、利用者の節約志向がみえる。「アプリ課金/ゲーム」、「ファンクラブ/グッズ」、「住環境」の偏差値が顕著に高い。東西線利用者の特長としては、全体の購買偏差値が低い一方でアプリ課金やグッズ関連、住環境に対するスコアが高いことから、住まいをはじめとした身の回りの環境を整えることや、自分の好きなものにはしっかりとお金を使うといった、メリハリのある路線利用者像が浮かびあがりました!アウトレットの偏差値が高いことも節約志向でありながらも自分の好きなもの、良いと思ったことに対してしっかりお金を使うこととリンクしてくるのではないでしょうか。このように、東京メトロ全駅のなかで、特定のカテゴリの興味関心度が高い駅利用者はどこにいるのか5段階評価を通じて、可視化することができます。また行動DNAアナライザーに+αのデータを掛け合わせた分析もオプションサービスとしてご提供することが可能で、ファクトデータと外部データとの連携による新たな気づきからエリアマーケティングにおけるターゲットの深い理解にも繋げることができます。さいごに 今回は、5段階評価に加えて、外部データとの連携分析の一部をご紹介しました。記事の内容について少しでもご興味を持っていただいた方は、お気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。運営チームから提供サービスの詳細から最新の事例までご紹介いたします。